なにかあれば、すぐ裁判!という文化から
訴訟大国と呼ばれることが多い「アメリカ」。
その理由は、日本だと考えられないほどの「くだらない」事件について真剣に裁判されるからです。また、その判決による賠償請求などの紛争処理が大規模で行われることから「訴訟大国」と呼ばれています。
今回は、そんなアメリカで起きた、代表的なトンデモ判決を紹介します!(*^^*)
「スタバの氷が多すぎる!」➩5億4000万円の請求!?
2016年、アメリカのシカゴ州で大人気コーヒー店「スターバックスコーヒー」に対して
アイスドリンクの「氷が多すぎる!!詐欺だ!!」
と訴えた女性がいました。
皆さんも1度は思ったことがあるかもしれません。私はあります。(笑)
そして、女性は今まで「スターバックスコーヒー」を利用したことのある全ユーザーが損した分として
「5億4000万」という巨額の請求をし、巨大訴訟へと発展させようとしました。
そこで、
スタバのアイスコーヒーを調べてみると
296㎖/714㎖ が氷だったのです…。なんと約4割が氷…。
この事実に対して、「スターバックスコーヒー」は
アイスドリンクにおいて、氷は重要な要素の1つである。
と対抗。
果たして、結果は…。
訴えは承知の上だが、訴訟に値しない。
提供されたドリンクに満足頂けない場合は、喜んで作り直させて頂きます。
と、裁判は取り下げられてしまった…。
残念ながら(?)スタバの氷問題は、大きな問題化とされることはなかった。
アイスドリンクにおける「氷問題」は皆さんも1度は感じたことがあるかもしれません。
また、どう感じておられますか?
不満を感じた場合、見過ごしてしまうと損をしてしまうことがあります。
きちんと店側に訴えかけることは大切な行為かもしれませんね。
マクドナルドのホットコーヒーで大火傷…。➩多額の賠償金+全世界のマックコーヒーの温度を変えた!?
こちらは「マクドナルド」で起きた事件です。(マクドナルド・コーヒー事件)有名ですので、知っている方も多いはず…(‘;’)
1992年、アメリカのマクドナルドで、孫と一緒に朝食を購入した(テイクアウト)79歳の女性がいました。そして、2人は車内で朝食を食べることにした。
女性は「ホットコーヒー」を膝の間に挟み、ミルクと砂糖を入れるためにふたを開けました。
すると、コーヒーカップが傾いてしまい、コーヒーが全て膝にこぼれてしまったのです。
女性はあまりの熱さに叫び声をあげました。
病院へ行くと、「体の16%」が重い火傷であると診断されました。(最も重傷であるIII度熱傷)
また、1週間入院することに。
そして、火傷に苦しんだ女性はマクドナルドに対して裁判を起こしました。
苦しんだのは、私だけじゃない。過去10年に700件も私と同じ苦情があるんですよ!
この裁判は非常に大きな訴訟に発展しました。(裁判に過程は省略)
果たして、結果は…。
マクドナルドに80%、女性に20%の責任があるとして
マクドナルドに約2億7000万円の支払を命ずる判決が下されました。
また、この事件をきっかけにマクドナルドはコーヒーの温度を変更。
アメリカならではの大きなスケールとなった裁判でした。
お化け屋敷が怖すぎる➩180万円の慰謝料GET!?
こちらはアメリカのフロリダ州にある「ユニバーサル・スタジオ」で起きた事件です。
1998年、ある女性が「ユニバーサル・スタジオ」のお化け屋敷に入ったことが事件のきっかけです。
その女性は、お化け屋敷の中でチェーンソーを抱えたスタッフに追いかけられた時
あまりの怖さにパニックとなり転んでしまった。また、女性曰く「転んで倒れた私をなお怖がらせようとしてきた」らしい。
怪我はなかったものの「精神的苦痛・心的外傷」を負ったとして、
女性は「ユニバーサル・スタジオ」を訴えました。
ケガすらしていないのに、お化け屋敷が怖すぎて訴えるだなんて、日本じゃ考えられません(笑)
さすが訴訟大国アメリカ。Σ(・□・;)
果たして結果は…。
女性の主張が尊重され、「ユニバーサル・スタジオ」が
約180万円の慰謝料を払うことになりました。
自分からお化け屋敷に入っておいて怖すぎるから、慰謝料180万をもっていくなんてトンデモないなと思いました。(笑)
以上が今回紹介させて頂いたアメリカの代表的なトンデモ判決です!!
アメリカではこの他にも驚愕のトンデモ判決が沢山ありますので、是非調べてみて下さい!☺
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